ショートパーツオプションについて。

静電気によるインジェクター駆動回路の故障や、脱着に伴う工数の削減のため、オプション部品として、ほとんどのインジェクターに共通で使用可能な汎用カプラーをご用意しています。

また、設置状況に合わせてハイテンションコードを延長して作成することも可能ですので、ご入用でしたらお問い合わせください。

研究用途での点火時期精度について。

研究向けにご利用いただいている場合、定常運転かつ試験対象が1気筒のみの前提で、E-Carbの標準ロジック(1P/Rによる制御)での点火時期精度dAは、

反射板設置角度:Ar[deg.CA] 平均回転数:Rm[rpm] 回転ばらつき:±Rs[rpm] とすると。

±dA = (Ar x ±Rs)/Rm [deg.CA]

となります。

ダイナモ駆動による実例で示すと、

±dA = (45 x ±15)/2000 = ±0.34 [deg.CA]

となります。

バイクエンジンの始動・駆動について。

E-Carbはバイクエンジンでもご利用いただけますが、自動車用エンジンと同じく、クランク回転を検出するために赤外線センサーを設置する必要があります。

ただし、これに標準センサーではなく、実機のピックアップコイルをご使用いただくことも可能です。

この場合、規定のクランク位置で信号を出力するように、パルスホイール側に加工が必要となる場合がありますので、詳細はご連絡下さい。

TESTモードの利用について。

TESTモードは、インジェクターの動作を確認するためのモードであるため、IRセンサーの出力は無視されます。

また、ベースデータセットに応じた気筒数の全てのインジェクターを、ソフトで指定したインジェクター通電時間で各200回噴射するため、エンジン上で実施すると気筒内が燃料で満たされてしまう可能性がありますので、必ずエンジンから取り外したデリバリーパイプおよびインジェクターで実施して下さい。

なお、ディーゼルの場合は、TESTモードで高圧ポンプの制御も実施するため、モーター等で駆動された高圧ポンプを使用し、SCV端子を接続して制御することで、インジェクターの噴射が可能となります。

セルモーターへの給電接続方法について。

スターター(セルモーター)の接続を、ブースターケーブルを使用して簡易的におこなう場合、接触抵抗が大きいためクランキング中にノイズが発生し、始動ができない場合があります。

これは、セルやボディとケーブルの接触が点接触のため、電気の通り道がそこで絞られ、極端に小さくなってしまうことによります。

よって、エンジン本体・バッテリーマイナス・E-Carbグランド(BODY端子)が確実につながっていても、この問題が発生する可能性があります。

これを回避するためには、セルモーターへの接続は、車両と同様に丸端子などでしっかりおこなってください。

また、グランド側の接続についても同様に、エンジンボディと端子の接触面積がなるべく大きくなるように、丸端子などを使用してください。